音楽活動再開についての対談式インタビュー

2022年1月1日 3rdシングル 白銀の圀(MV)

今回突如音楽活動を再開された経緯やこれからの活動についてTomoyuki Kousaka氏に聞いてみました。

私、今回のインタビュアーの山本(以下 山)と申します。

Kousaka氏(以下 T)とは以前バンドを組んでいた事もあり、プライベートでラーメンを食べに行ったりする友達でもあります。
私自身は最近自分の会社を起ち上げ、いくつか事業を行なっております。

では早速お話を進めて行きたいと思います。

山:まず、曲の披露を2019年の7月7日にこだわったようですが、7月7日は縁起がよさそうだから?それとも何か理由でも?

T:恐らくですが、この記事を読んで下さる方、曲を聴いて下さる方は、私の友人知人、もしくはかつてバンドをやっていた時の音楽仲間よりも全く知らない方がほとんどだと思います。
それで、これは個人的な事情なのですが、最後にCDをリリースしたのが2005年7月7日なんですよ。

その後も山本さん、隆一君と新しいバンドを組んで1曲だけレコーディングをしましたよね。
でも、ユーチューブに上げただけで、その後曲が増えたりリリースする段階まで続かなかった。

あとあの最後の曲の作詞作曲は山本さんと隆一君で、自分の曲を最後にリリースしたのは2005年7月7日。

だから再スタートするなら、同じ日付にしたかったんです。
そのような理由なので縁起が良い日かどうかはたまたまですね。

山:となると14年ぶりという事ですね。
音楽をまたやろうと、これだけブランクがあって再開したのは何故でしょう?
しかも今回ボーカルもですよね?
あれだけ人前で歌うの恥ずかしいとか言っていた気がするんですが・・・

T:そうですね、理由はいくつかあるのですが、音楽活動を再開するなら、自分はボーカル&ギターしかやらないと決めていました。

ちょっと長くなるかもしれないですが、歌は曲のデモに仮歌を入れる程度。
カラオケもここ10年で数える程しか行っていません。

5年くらい1度も行っていない時期もありました。

そして知っての通りカラオケならまだしも人前で歌うなんて、まあ当時の自分としては有り得ないと思っていました。

その状況が変わったのは転職しまして、トラックを運転するようになりました。

これがですね、眠いんですよ。
運転しながらほとんど寝ていたりして、非常に危険。

メガシャキのようなドリンクを試す所から始まり、ガムをかじったり、カフェインが大量に入っていると言われるエナジードリンクも飲みました。
しかし、全く効果はありませんでした。

トラックでは事故りませんでしたが、通勤途中事故りましたね。
結果廃車。
偶然そこを通った山本さんは知っての通り。

山:あれは本当に偶然通ったら事故ってた(笑)

T:これはそのうちトラックなら自爆するか加害者になるなと思って、何かないか考えて運転中とりあえず歌ってみる事にしました。

どうせ1人だし、トラックは防音というか音漏れほとんどないし、高速道路なら全力で声を出しても全く迷惑にもならない。

最初は前カラオケで歌っていた曲を1年半くらい歌っていましたかね。
歌を歌っていると眠くならないのがわかってからは、自分の過去の曲も歌い始めました。

この頃は車内1人カラオケで声量もそれなりになっていたので、前より自分の曲歌えるなと思っていましたが、もし自分が自分の曲を上手く歌えたら良いなと思うようになり、その辺りから本気で歌を歌うようになりました。

以前は人前で歌うの恥ずかしいと言っていましたが、40歳超えたら羞恥心も鈍ったのか、気にしなくなりました。

2年半以上、自分は人より声量がないのがわかっていたので、ただひたすらにでかい声で歌えるように練習していて、若干自信も付いた昨年、また音楽をやろうかなという気持ちに傾いて行きました。

山:しかしブランクが10年以上あって、今からまた再スタートという事に不安みたいなものはなかった?

T:不安というよりは、音楽もあまり聴かなくなって、元から自分の曲は10年20年先でも聴けるように作って来た気持ちはあったけど、果たして現在、今から再開してやって行けるのかな?と言うのはありました。

山:バンドやっているのって10代~20代が多いだろうし、そういう事?

T:そう、まずはバンドをやろうと思ったんだけど、昨年1人で動き出すまでメンバー募集に1人も募集なし。
よく知らない41歳の人のバンドには中々入ろうとは思わないだろうなとは、それでよくわかりました。

それで、メンバー揃うの待っていたら何も動けないなと思って、助っ人の力を借りて今回の曲を仕上げました。

山:曲聴かせてもらったけど、今でも別に曲に違和感ないよね。
歌も想像してたより良かった(笑)酷い歌が来たら何て答えようかと思ってたよ(苦笑)

T:ありがとうございます。
歌はトラック運転中の成果ですかね。
元一緒にバンドやっていた事もあるから知っての通り、当時はメインボーカルなんて考えもしなかった。

完璧というのはプロでもないと思うんだけど、歌は日々歌っていて、まだまだ成長の伸びしろはあるんじゃないかなと思っています。

あと、曲はメンバーしか聴いた事のない未発表のものを選んだつもりだけど、アレンジはその世代というか時代に合ったものがあると思っていて、今回アレンジは人にお願いしました。

山:確かに今までのKousaka君ならこういうアレンジにした事ないね。

T:良くも悪くも、ほとんど同じようになってしまうという弱点は自分で知っていて、だから今回は思い切って人の手を借りました。

山:なるほどね~。

T:そしてこれも大きな理由の一つなんだけど、山本さんの所には3人子供がいて、何というか自分が死んでも後世に何かしらの足跡が残るじゃないですか?
でも自分には何もない。

30代半ばあたりから他の友達にも子供いたり、会社でそれなりの地位に就いたり、その世界で名の知れた存在になったり、結果と言うか、自分が生きてきた爪痕を残し始めていると思うのです。

自分の棚卸みたいな事をしてみたら、何にもないんですよ。
負の遺産しかない。

当時、普通の人に憧れて音楽を辞めて、そっちの道に行ってみました。
普通に働いて給料をもらい普通の生活をして普通に結婚して普通に幸せに暮らす。

しかし、全くそれは出来なかった。
人間として欠陥があるなというのがわかっただけでした。

じゃあ他の人にはない自分にしかない特技って何だろう?
と考えた時、音楽しかなかった。
悩んで考えてを、どれくらい繰り返したかわからないけれど、本当にそれしかなかった。

あと特技と言えるものは、そのうちヒットしそうな漫画が1巻の時点でわかるくらい?
でもこれは自分じゃなくても、日本にもっといると思う。

もう燃え尽きた、後悔しないだけやったから辞めたのに、音楽しかなかった。
しかしよく考えて振り返ってみると、特にそれなりの結果を出した訳でもない。

歌も練習し、それなら今度は死ぬまで自分の曲を1曲でも多く世に出そうと思いました。
子供の代わりみたいなもんです。

41歳で言ったら年配の人に怒られるかもしれないけれど、終活のつもりなんです。

歌はですね、自分で歌うより上手い人はたくさんいます。

でも曲を作ったのは自分なので、今回こうして再開するにあたって決めたのは、自分の曲は自分で責任を持って歌う事です。

山:今の所はバンドというよりもソロ活動のようですが、バンドでライブみたいな事はもうしないの?
今後の展開、予定や希望みたいなものがあれば教えて下さい。

T:メンバーが揃うならライブはやりたいですね。
でも揃わないなら、もう無理矢理楽器をパートチェンジしてまではやらないですね。

自分が青森に戻ってバンド活動をスタートする前、中々メンバーが集まらなかった時の事です。
いっそお金の力で人に演奏してもらって、それを録音してCDを出したいという気持ちがありました。

当時はまだネットもこんな一般的じゃなかったし、出来ませんでしたが今はそれが出来る時代です。
これも復帰しようと思った理由の一つです。

実際に今回はネット上で一つの曲と動画に仕上がりました。

地元でバンドメンバーが揃わないのなら、このままソロのような形で進めて行きます。
その中で一人二人とメンバーが集まり、揃った時はバンドでスタジオ練習をして、ライブもやりたいと思っています。

山:今回製作にどれくらい時間がかかったのでしょう?

T:2018年11~12月から選曲や、どのような方向性にしようか考え、実際に行動に移したのは1月ですから半年以上かかっていますね。

山:そうなると年2曲と考えた場合はかなり少ないと思いますが・・・

T:そうですね。
かなり少ないです。

私としては2~3年様子を見ながら活動したいと思っています。

別にもう今更この歳で焦る意味もなく、ライフワークとして今度は一生やるつもりでいますので、まあ寿命がいつ来るかわかりませんが、1曲1曲、その時の全力を詰めたものを作れれば良いと思っています。

資金があれば2~3ヶ月に1曲ペースで行けると思いますが、このやり方は思った以上にお金がかかるんですよ。
もっと収入が増えればペースを上げれるので、そこは無理しない程度に資金を回せればと思います。

さすがに流行りのクラウドファンディングで資金を集めるにしても、こちらから提供する見返りがないと資金も集まらないですし、今の段階で提供出来るものも特にないですからね。

だから2~3年はそれなりになるまで掛かってしまうんじゃないかなあと思っています。
もし、その間にメンバー揃ったらラッキーくらいに思っています。

山:ありがとうございます。
最後にこの記事を読んでいる方に何かメッセージがあったらどうぞ。

T:ここは、バンドもしくはアーティスト名義のホームページなので、更新は滅多にありません。

コラムを考えていますが、不定期更新で、1ヶ月いくつみたいなのも決めていません。
その代わりにこのホームページのリンクに私のブログがありますので、そちらでは結構頻繁に日記と普段ユーチューブで聴いている曲をシェアするコーナーを更新しています。
良かったら見に来て下さい。

ただし、本当にただの日記なので、音楽と全く関係ない話を書いている日も多いです。
でも日頃の活動も書いていきます。

ここのホームページがもっと賑やかになるような活動を出来ればと思っていますので、気長に待っていてもらえたら何よりです。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

 

 

 

 

山:最後まで日記のような砕けた感じにならなかったね(笑)
たぶん、それだけ真剣だって事なんだろうけど。

T:あ~、あっちは個人的な日記だし、こっちは公式ホームページだし区別はつけないとまずいでしょ。
あ、ヤバ、普段に戻っとる、この辺カットでよろすく。

山:いいんじゃないの?最後くらい堅苦しくなくても。

T:んじゃ、お任せするでござる。
んでさあ、この前の話の(以下カット・・・